フィリピンKIMONO 帯の試し織

イマジンワンワールドKIMONOプロジェクトの刑部優美帆氏が、帯の試し織をされた筑前織物様を訪れた時の様子をFacebookへ投稿してくれました。

先日筑前織物さんに試し織された
帯を見に行かせてもらってきました。

写真を数枚。

社長も今までに見たことない
博多織だと話していて、
触った感触も今までの博多織と違うと
私でも分かるほどでした。

通常の博多織は
ツルツルキュッキュしています。
ですがフィリピンの帯は柔らかく
ふわふわしていました。

裏地に通常の博多織を使うそうです。
とても贅沢だと言われていました。

なぜ表の生地がそんなに触った感じが
違うかというと
糸を通常の倍使い、
またその為に
仕掛けも大きく変えているそうです。

難しく私に出来ませんでしたが
今度お邪魔させて頂き
どうしても分かりたいなぁ。。と。

名前が通っている織元さんでも、
新しいものを作るのに
皆抵抗があるとお話していました。

今のあるものを作り続け、
売れ続けるものを作り続けて。
新しく生み出すのは
皆さんが出来るわけではないと
話しにありました。

筑前織物さんはアイディアが
どんどんと出てきて
またそれを形にしていて
とても力強く感じました。
すごいなー。と。
かっこいい。
帯ってそして計算って言うけど
いろいろ織るまでに組み込みが
大変なんだな。と。
何かを変えると、仕組み全てを
変えないといけない…。

実際に筑前織物さんは
それをやられたそうです。
1度織り上がったものでは
納得いかず、
織れる状態にあったものを
1から手を入れ直し。

筑前織物さんには他の面でも
いつも気持ち的に支えられています。
暖かい素敵な作り手の方と感じさせて頂いて
いつも感謝させて頂いています。
そんな方たちにフィリピンの帯を織ってもらえて私も嬉しい気持ちにさせて頂いています。
有難うございます。
http://chikuzen.co.jp

そしてフィリピンの着物と帯を
作らして頂いている
ネイションスポンサーの
生活科学研究会様に本当に感謝です。

フィリピンの帯を作るために
フィリピンまで行かれ
その場で感じてこのデザインは
出来上がっています。
モチーフは、ジャスミンの花。(国花)
グラデーションはフィリピンの夕方。

またヤシの木。
ヤシの木も、茂っている絵と、
フィリピンの人々の生活に
織り込まれて屋根として
編んで組み込んであるヤシの葉。
ヤシはフィリピンの人の生活にも
欠かせないものだという事です。

そして帯は別腹式になるという事。

そして、ポロリとお話にあった。
このデザインで半幅帯を作ったらどうか。
浴衣に合わせたらどうか。
私は1番に買ってしめたい。